土佐あかうし

高知県のみの幻の和牛

日本在来種の系統を受け継ぐ、黒毛和種、褐毛和種、日本短角和種、無角和種の4種の肉用牛を和牛といい、褐毛和種は、さらに、高知系と熊本系の2系列に分類されています。土佐あかうしは、褐毛和種の高知系にあたり、高知県のみで生産される和牛です。生産量は、国内の和牛総数の僅か0.1%以下。その希少性から「幻の和牛」といわれています。

ルーツは稲作農家の役牛

明治時代に、田畑を耕す使役牛として輸入され、九州を経由して、高知県に導入された牛が、土佐あかうしのルーツ。ほかの牛より、暑さに強く、土佐の二期作地帯で大活躍したとか。しかし、農耕作業の機械化が進み、和牛の価値が肉用に変わってきました。そして、昭和30年代の後半から、肉用牛としての改良が始まり、「土佐あかうし」が誕生しました。

土佐あかうし

高知県産のブランド和牛

「土佐あかうし」は、頭数が少ない分だけ、血統や飼養などの管理が行き届くため、子牛の生産を含めて、安心で安全な畜産を進めています。さらに、高知県産の肉用牛のブランド化を進め、そのなかに「土佐あかうし」ブランドも誕生しました。高知県で生まれ、高知県で育った土佐褐毛牛は、いま、土佐和牛「土佐あかうし」の名称で販売されています。

資料:土佐和牛ブランド推進協議会、高知県農業振興部畜産振興課